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~エレガント マナースクール 平林先生より~
投稿日: 2023年12月10日
今回はメイクアップのマナーについて記載致したいと存じます。
躾だしなみの中の化粧として大切なことは、清潔感を保ち、好感を与えるナチュラルな化粧が良く、昼間は自然な色目、夜の出席になるほど、目はくっきりとしたやや濃い目の化粧が適しています。
眉はお顔の額縁であるのでカットを忘れず、紅をさすというのは年齢関係なく、口紅とチークが同色の色目をお勧めと同時に、髪型も研究致しておきましょう。顔の色目は服の面積の多い所に占めるのが良く、女性らしさを演出する色目はローズ、ピンク系、ブラウン系が適していますが、落ち着いた大人の方は、やや暗めのゴールド系ブラウンがよく映えます。くれぐれも首と顔の色の差が出ないトーンのファンデーションとし、口紅の色は服とコーディネートを考えて、ティッシュオフを忘れずに。メイクは普段より華やかなメイクを心掛け、ドレスの華やかさにメイクが負けることがないよう、ファンデーションは少し明るめ、アイシャドウはラメやパール入りの物を使い、リップはグロスを重ねて艶を出すことをお勧め致します。洋服の多彩色をお選びになる時は、ナチュラルすぎると顔が負けてしまうことがありますので、まず洋服の下見に行くことをお勧め致します。
ちなみにママズドレスは下見も気軽に受けて下さいますので、予約をとっておくと担当がついて下さいます。
香水をつける時は発汗、体温によって同じ香水でも各自で香りが違います。まず一段階でつけてみて、15cmくらいから離して匂わします。そのものずばりの匂いとなりますが、15分前後致しましてから、再度匂わすと自分の匂いとなります。純度の高い物は残り香があります。つける所は体温の高い所、発汗のある所がよく、手の平、耳の後ろ、生え際、ふしぶし等が適しています。洋服に付けたいならば、裏地の裾の裏が良く、白い布地の絹は変色する恐れがありますので避けましょう。ライム系は柑橘類で植物、果実のグーリンの匂いとなり、フローラルは花の匂いとなりますが、生理の時は水を沢山含んだトワレ系の無臭の物を使いましょう。くれぐれも色も香りもほどほどに。
尚、目上の方、還暦祝い、喜寿祝いの寿賀の席、受賞祝い、結婚記念日等、主たる方が中心となる改まった席でのお招きは、そちらの方より、装い・化粧・香りは全て控えめな方が礼儀にかなっています。
~ママズドレスから~
ママズドレスのドレスや小物はレンタル商品ですので、直接香水をお付け頂く事は、ご遠慮頂いております。
~エレガント マナースクール 平林先生より~
投稿日: 2023年11月11日
今回は慶事の小物(手袋、帽子、靴、ハンドバッグ、アクセサリー)について説明を致したいと存じます。
手袋は防寒用としての使用もございますが、洋服の格が上がれば上がるほど、手袋をはめます。欧米では手袋と帽子はレディ(淑女)の象徴で、飲み物を頂くまでは手袋は取りません。よって、女性は手袋をはめたまま握手しても良く、脱いだ手袋は左手にまとめておくか、ハンドバッグに少し先を見せ、「用意しております」という意味で入れておきましょう。男性はモーニングの礼装の時は必ず白い手袋を持ちますが、女性と違って、手袋をはめたまま握手は致しません。
帽子は女性の場合、オシャレ的要素が強く、野外や帽子のつばの広いものは脱がないといけないのですが、私室で帽子を脱ぐと、「貴方と共にします」という意味になりかねないので注意しましょう。
靴はヒールが高くなると、オシャレ性が高く、正式となります。中でもエナメル、あるいはシルクの何も飾りのないプレーンなものが正式となり、ヒールが低くなるほど略式で実用性が高くなります。
ハンドバッグは大きいものより、小さくなるほど格が高くなります。カクテルドレスやイブニングドレスになってくると手首のみでかけられる物が好適でございます。夜は虫類は避け、オーストリッチ(ダチョウ)等はオシャレ性が強くなります。
指輪は身分を示す印で、所在の位を示す王冠と同じで、他の宝石のない高いプライドを持っており、健康や邪気を払う誕生石や、お守りと一緒であったわけでございます。宝石は流行とは違い、本物のアクセサリーは一カ所のみ、ワンポイントにまとめる方がオシャレとなります。ドレスにはダイヤのような柔らかなものが合い、スーツには真珠等、固いものを合わせると調和がとれます。
コサージュの位置は左肩から、左のバストトップのライン上に飾るとより華やかで美しく見えます。コサージュは最後のポイントでもある為、ドレスの色、長さ、型によって自分に合わせて実際に選ぶことをお勧め致します。また、生花をおつけになる方がございますが、植物の色素がご出席頂いた方につくことがございますので、こちらは気遣いが必要となります。
ちなみに見に行くだけでも気軽に受けて頂けますママズドレスに、下見に行っても良いかと存じます。
~エレガント マナースクール 平林先生より~
投稿日: 2023年10月12日
今回は洋装の格順ときまりについて認識して頂こうと存じます。
午前中にお招きを受け、出席する場合の洋装は何が適しているのかと申しますと、午前中はモーニングタイムとかビジネスタイムと申しますが、略装のビジネスウェアのスーツが基本。立った時、スカート丈が膝頭すれすれ、座った時、少し膝が出ます。上下が別。袖がついていて、素材は出来れば広範囲の機能に耐えるものとなります。
午後2時~3時前後はアフタヌーンタイムとなり、街着のワンピースが基本。立った時、スカート丈は膝頭が隠れ、座った時も膝頭がゆったりと隠れる。袖は長袖か七分か五分までで、柔らかい素材が適しています。
午後3時から夕方をカクテルタイムと申しますが、お付き合いの時間に変わってまいります。略礼装のカクテルドレスが基本。スカート丈がふくらはぎ前後(ミディ)(ミモレ)、袖は五分か半袖で、たっぷりと量感のあるデザインで素材は柔らかなもの。
夜7時以降は贅沢な社交の時間のイブニングタイムとなり、礼装のイブニングドレスが基本。裾は床たっぷりで靴の先の見えない程度。両腕のつけ根(胸の線)から上部で露出。華やかでラメ等あしらった豪華なもの。
長時間のパーティーで昼から夜まで出席する場合は、袖のあるロングドレスか、ロングドレスの上にはおれる上着を持っておくとよいでしょう。
上記のように女性の装いは時計の針が進むにつれて、スカート丈は長くなり、袖が短くなると覚えるとおよばれに困らないでしょう。
お招きの際、二次会、三次会ですので平服でお越し下さいと記してあっても、普段着で出席するとその場に不釣り合いな服装で恥をかきます。どんな略式のお招きであっても、午前中ならブレザーかはおれるもの、午後ならフォーマルなワンピースがお招きの心得でございます。
カクテルドレスやロングドレス等を着用する時は、背筋を伸ばした美しい姿勢と立ち居振る舞いが大切です。日頃より歩き方、エスカレーターや階段の昇り降りや、椅子の立ち座り等をレッスンしておきましょう。
今後美しい立ち座り、人をひきつける立ち居振る舞い等を掲載することに致しまして、まずは次回、持ち物とアクセサリーをお伝え致したいと存じます。
~エレガント マナースクール 平林先生より~
投稿日: 2023年9月12日
TPOとは、Time(時間)・Place(場所)・Object(目的)あるいはOccasion(条件)となり、洋服はT(時間)とP(場所)によって装いやルールがあり、和服はP(場所)とO(目的あるいは条件)を重んじます。
洋装の時間と場所の種類と着こなしは、昼の正礼装・準礼装、夜の正礼装・準礼装の4つに区分されます。
昼の正礼装はアフタヌーンドレス。昼過ぎから夕方まで着用が出来、結婚式や披露宴での装い。スカート丈は膝下からからくるぶしまでの長さで、袖は長袖か七分、襟が詰まっているものが一般的。
昼の準礼装はセミアフタヌーンドレスで、友人や知人の結婚式や披露宴、式典にも適しています。ワンピースやアンサンブル等が基本。スカート丈は膝下からからくるぶしまでの長さで、袖は長袖か七分が基本となります。
夜の正礼装はイブニングドレス。午後7時以降で夜の贅沢な時間や社交の時間、正式なディナーパーティー等での装い。裾はたっぷりで、靴先が見えない程度、袖はなく、両腕から付け根もしくは胸の線まで上部を露出。一般的にはあまり着用機会がございません。
夜の準礼装はカクテルドレス。午後3時以降から夜にかけて結婚式や披露宴、もしくは気軽なパーティーに着用できます。裾は膝下くらいからくるぶし辺りまで。袖は半袖かノースリーブ。
TPOは大切でございますが、その前に躾だしなみ、装い、オシャレを理解して頂きたいと存じます。躾だしなみは、装い、オシャレとは、一つのものではなく、別々に属し、躾だしなみは身をたしなむということであり、装いはTPOを重んじたもの。オシャレはお金と時間と努力がないと出来かねるので、ピラミッドで言うと、一番下が躾だしなみ、その上が装い、一番上がオシャレとなるわけです。
ピラミッドの一番下が崩れたら、全てが崩れてしますと心得ておくことが必要でしょう。
優雅なドレスを着ていても、口紅がグラスにべったり付いていたり、ストッキングが伝線していると、同席の方にいらぬ気を遣わせたり、食欲が半減してしまいます。
色調や華やかさを重んじる前に、身をたしなむと言うことを基本の上で、装いやオシャレを楽しみましょう。