結婚式母親ドレスレンタル専門店のママズドレス

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~エレガント マナースクール 平林先生より~

TPOとは、Time(時間)・Place(場所)・Object(目的)あるいはOccasion(条件)となり、洋服はT(時間)とP(場所)によって装いやルールがあり、和服はP(場所)とO(目的あるいは条件)を重んじます。

 

洋装の時間と場所の種類と着こなしは、昼の正礼装・準礼装、夜の正礼装・準礼装の4つに区分されます。

昼の正礼装はアフタヌーンドレス。昼過ぎから夕方まで着用が出来、結婚式や披露宴での装い。スカート丈は膝下からからくるぶしまでの長さで、袖は長袖か七分、襟が詰まっているものが一般的。

昼の準礼装はセミアフタヌーンドレスで、友人や知人の結婚式や披露宴、式典にも適しています。ワンピースやアンサンブル等が基本。スカート丈は膝下からからくるぶしまでの長さで、袖は長袖か七分が基本となります。

夜の正礼装はイブニングドレス。午後7時以降で夜の贅沢な時間や社交の時間、正式なディナーパーティー等での装い。裾はたっぷりで、靴先が見えない程度、袖はなく、両腕から付け根もしくは胸の線まで上部を露出。一般的にはあまり着用機会がございません。

夜の準礼装はカクテルドレス。午後3時以降から夜にかけて結婚式や披露宴、もしくは気軽なパーティーに着用できます。裾は膝下くらいからくるぶし辺りまで。袖は半袖かノースリーブ。

 

TPOは大切でございますが、その前に躾だしなみ、装い、オシャレを理解して頂きたいと存じます。躾だしなみは、装い、オシャレとは、一つのものではなく、別々に属し、躾だしなみは身をたしなむということであり、装いはTPOを重んじたもの。オシャレはお金と時間と努力がないと出来かねるので、ピラミッドで言うと、一番下が躾だしなみ、その上が装い、一番上がオシャレとなるわけです。

ピラミッドの一番下が崩れたら、全てが崩れてしますと心得ておくことが必要でしょう。

 

優雅なドレスを着ていても、口紅がグラスにべったり付いていたり、ストッキングが伝線していると、同席の方にいらぬ気を遣わせたり、食欲が半減してしまいます。

 

色調や華やかさを重んじる前に、身をたしなむと言うことを基本の上で、装いやオシャレを楽しみましょう。