以前にお話し致しましたが、平林は早くより接遇マナーを勉強していた為、立居振舞や所作はおてのもの。表面化の上手な笑顔で、急にマイクを持ってもスピーチが出来ることより、披露宴にお声をかけて頂くことが多いので、その際の色々な方々の失敗例を取り上げてスピーチの心得を伝えたいと存じます。
長いスピーチはお料理が冷めてしまう事もございますので、スピーチは3分前後を目安にすると良いでしょう。
決まり文句や名言を別の方に先に言われて、おどおどしている方を見かけたことがございますが、話す内容は別にも三つは用意しておくことも必要と存じます。
その他にも、メモを用意していたのに、あがってしまいズボンやポケットの中をあさっているガサツな動きの見える人。
手に書いていたメモが汗で消えている人。
メモばかり見てマイクをさえぎったり、マイクの上部は声が大きく入るのですが、側面で話してしまいボリュームが小さくて聞こえない人。
ワイヤレスマイクの細いコードを指に絡ませ、音が割れて雑音しか聞こえない人。
泣かせ上手で出席の方々を泣かせてしまい慶事ではない雰囲気にさせる方。
新婦側の女性や同僚で新郎を褒め過ぎ嫌なムードを作る人。
同僚や同世代のフレンドリーさで「抱き合ってキスして下さい」等の無理な注文は下品そのもの。
また新郎新婦のプライバシーに触れる等はタブー。
なにげなく、「ウエディングケーキを切られました」とか「これでスピーチは終わりです」とか「先程の話に戻します」等と言う方もいらっしゃいますが、忌み言葉の「別れる、切れる、戻る、終わる、帰る、破る、飽きる、冷える」等は避けましょう。
テーブルスピーチをする友人、知人、同僚は、
①両本人に祝辞(但し、挙式の家族固めが終わっておりますので、新婦は旧姓○○様と言わなければなりません)
②ご両家のご両親、ご家族、ご参列の方々への祝辞
③お招き側との関わりと共に自己紹介、その後お招きの礼
④身近な微笑ましい思い出エピソードを披露
⑤再び両本人の幸せを祈る言葉、また両家のご家族、ご親戚、ご参列の方々の健康をお祈りすることを伝え、テーブルスピーチをお開きにしたいものでございます。
尚、主賓、来賓、同テーブルの方々のスピーチ以外は食事をしながらお聞きしても良いと存じます。