【毎日頑張っておられる皆様へ】
皆様、二宮金次郎のことご存知ですか?
背中に薪を背負って本を読みながら山と自宅を行き来していた少年の銅像が小学校に飾られていたのをご覧になったことがあるかと存じます。時を大切にしろという意味も含まれているのでしょうが、わたくしは二宮金次郎以上に時間を惜しみなく使ってきたと存じます。
離婚をし、親戚が遠いのもあり、一人で子育てをしていました。
時代の進化はあれども、現代のルンバ掃除機とは違い、昔は床と畳とじゅうたんで、レバーを押し直さければならず、掃除機を片手に持ち、スリッパには雑巾をゴムでくくりつけ、子供は背中でミルクを紐でくくりつけた状態。帰ってきたら食事が出来るようカレーを煮ながら、今から指導に行くカルチャーセンターの茶道と着付け等の専門用語を再確認し、洗濯とすすぎの二層式洗濯機を動かし、と6つ以上の事を一気にこなして、時は金なりを少しずつ作り上げてまいりました。
カルチャーセンターにはわたくしよりはるかにお年を召した方がいらして、子育ての生活感を出すと生徒が減ってしまう恐れもあり、ベビーシッターに子供を預けるやいなやシャワーでにおいを消し、現実を見せぬよう自宅の「私」と、人の前である「公」のけじめ術を養い、別世界を味わわせるため、優雅に演じてまいりました。
仕事が終わり、子供を寝かせる時には本を読んだり、歌を歌ってあげるのですが、あまりにも眠たくて、桃太郎と金太郎の内容がゴチャゴチャの日々。ある時は、保育所から子供が帰ってくると、皆とカラスの歌が違うと言っていましたが、その当時タレントの小松政夫さんという方の「カラスは何故泣くの.カラスの勝手でしょう」というフレーズが流行していましたので、眠たさのあまり本来のカラスの歌を端折って歌うほどでした。
しかしながら、子育てがあるからこそ仕事を工夫しようとするし、仕事の働き方も考えられる。
女性は幼い頃からままごとや着せ替え人形で遊んできたので口が利け、想像力も豊かになり、ママのふりをして料理の包丁を持ち、遊んできたので度胸もつちかわれている。よって営業も販売も男性よりたけていますが、何事も継続が難しい。長い事企業にいると嫌な事も見えてきますが、嫌な物を越さないことには経験にはならない。
どんな状況でも、その状況が幸せと感じられる人こそ人生の勝ち組になれることでしょう。

ママズドレスより、いつも装いでご愛顧頂いている女性の方々に、御礼と同時に応援を、と依頼されたことで女性ならではのことを掲載出来、私自身も幸せと感じられています。


