【結婚式のお父様用モーニングについて】
ママズドレスで男性の結婚披露宴での装いをお借りすることが出来るのをご存知でしょうか。
今回は男性の結婚披露宴の心得について説明致します。
第一礼装のモーニングコートは昼の正礼装。上着の後ろが長くなったデザインで短い前裾から後裾に向かって斜めにカットされたジャケットが特徴的です。ジャケットは黒またはグレー。襟先が上向きのピークド・ラペルで、黒とグレーのストライプか黒白小格子のパンツを着用。白襟をつけたベストかグレーのベストを着用し、ネクタイは白黒のストライプが基本となります。
小物で必要な物はタイとサスペンダー(ベルトは不要)、アームバンド、カフス、チーフはTVフォールドではなくスリーピークス(白無地)、ソックス(縦のストライプ)、グローブ(白無地)。白のグローブは手に着用せず、一枚に重ねて右手に持ちます。
靴は紐の靴が良いでしょう。
正礼装にするか準礼装にするかは両家様で合わせることが基本となります。
両家の父親は何もせず横にいるのみのように思われていますが、当日の役割として両家の紹介は新郎の父親が先行し「式も滞りなく済み、誠におめでとうございます。これより新郎ならびに皆々様をご紹介致します。」と、具体的な紹介は父親側の年長者にお願いするのですが、父親が出来るのであれば現代的でもあるでしょう。その後、花嫁側の紹介となりますが、両家の男性で名刺交換までするのは避けましょう。
両親は宴会場の入口で新郎新婦、仲人と共に招待客を迎え、全ての方が入場してから宴会場に入り着席をします。招待客の接待は接待係に任せ、両親は出来るだけ席を外さないようにする心がけが必要となります。
司会者や受付、カメラを担当する方々には軽い食事を勧められるよう手軽に食べられるサンドイッチやおにぎり等を手配し、お世話になる会場の責任者の方にも挨拶をしておきましょう。
披露宴が終わったなら出入口に並び、招待客一人ずつに一言お礼を言って見送ります。
仲人夫妻がお帰りの際は、玄関の車寄せまで行ってお見送りをするのがベター。盃のやり取りは現代的でないので避けた方が良いでしょう。また、ビールは出来れば注ぎ足しはしないでおきましょう。グラスを斜めにして、泡が三分の一程度入るように注ぐと本来の旨味を味わえるという事も心得ておきたいものです。