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~エレガント マナースクール 平林先生より~

【結婚式のご祝儀とお返しについて】

時代劇で祝言を挙げると耳にしたことがあるかと存じます。まさに祝いの言葉とある通り、周りの人々が祝福し喜んであげることですが、時代も変わりお祝いは贈答に託すようになりました。

友達だからといって結婚をするという口約束だけを聞いてお祝いを持って行くと、婚約を解消した場合に頂いた方もどのような挨拶をしてお返しすればよいのかわからなくなる為、お祝いは結納式が終わったことを確認してから荷送りの前日までに、持参するかお送り致しましょう。しかしながら、仕事もあり土日以外は不在の方が多く、また土日も結婚式の準備の為いないことが多いので、今ではお送りすることのほうが両者ともに助かるかと存じます。結納式が終わったことを確認することが出来なければ、結婚式の招待状を受け取ってからお送りしても良いでしょう。

 

関東では結婚式の当日に持参することが多いのですが、受付が預かりますので、本人達はお祝いを頂いたことは知りませんし、そのまま新婚旅行に旅立つので十分なお礼も言えません。出来ることならば、結婚式の前日までには持参したいものです。

結婚式に行く当日に持参するのであれば、「この程は○○様のご結婚がお決まりになり誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。心ばかりでございます。」と言って受付の方が読めるように相手の方向に向けてお渡しし、その後芳名帳に名前を書きましょう。

お祝いを預かる側は「ご丁寧にありがとうございます。お預かり致しておきます。」とおおし頂いて(目の上の高さにする)受付の広蓋の上に置き、新郎新婦のどちらからの招待客かを確認しましょう。

 

お祝いの金額は、特に親しい友人や知人で披露宴以前の挙式にぜひ参列してほしいと招かれるのであれば、結婚という神聖な儀式の証人となりますので、披露宴だけの人よりプラスアルファを考え3万円~5万円が目安となります。披露宴だけであれば一人前の祝い膳料(ホテル等の会場の食事代<会席料理、フルコース>)を目安と考え2万円~3万円。ご祝辞を頂戴したいと招待状に一筆記入してあったり、頼まれたのであれば、主賓と考えますのでプラスアルファの金額を考えましょう。送る場合は現金書留で郵送しますが、相手様にお年を召した方がいらっしゃることもあるので、出来れば仏滅は避け、日の出の勢いの盛んなさまが望ましいとされるので午前中に到着するように心がけたいもの。披露宴に招いた場合は費用だけでも1万円以上が相場で、その上挨拶代わりに引き出物もお渡しすることになりますので、お返しは不要と考えて良いでしょう。披露宴にお招きをすることが出来なかった方は、頂いたお祝いの金額の半分が目安となります。宅送の場合はお礼状も添えてお渡ししましょう。

 

当日の引き出物の表書きは「寿」と書き、紅白の結び切りの水引の下に新郎新婦の名前だけを書きます。

後日お返しする物には「内祝」と書き、紅白の結び切りの水引の下に向かって右に新郎の姓名、その左に新婦の名前を並べて書き、新婦の名前の横に小さく( )で囲んで旧姓を書いておきましょう。