結婚式当日の心得と致しまして披露宴予定時刻の20~30分前には到着し、札が入り口にございますので、階数と披露宴会場と控室を確認後、化粧室へ行って躾だしなみを整え、招待状並びにハンカチを小型のバッグに詰めて、防寒コートや手荷物は袋にひとまとめにしたものをクロークに預け、自分のことを上から下まで他人の目でチェックをし、パーティーバッグを持って披露宴会場に入りましょう。
披露宴会場の受付で、新郎新婦のどちら側から招かれたか、新婦との関わり等を申し出て自己紹介をし、お祝いを述べ、ご招待頂いた礼を言い、その後芳名帳に記帳致します。
控室に案内されたら別室にて食前酒を頂くことがございます。
和室は昆布茶や桜湯、洋式の披露宴会場の場合、控室でアペリティフ(食前酒)が用意されています。辛口と甘口があり、ジュースも用意されていますが、これは披露宴会場の食事の食欲増進の為に飲むものですので、酔っぱらう程におかわりをしたりせず、ひと口だけでも口をつけておきましょう。ただし、お酒の弱い方は果実酒(さくらんぼ等のフルーツが入ったもの)を選ぶと良いでしょう。ショートドリンクと呼ばれるカクテル類でございますのでグラスの柄を持って下に紙ナプキンを敷いて頂きます。
披露宴会場に入る前に、金屏風の前に両家の方と仲人さんがお並びなので、受付と同様の挨拶をし、席札を確認後、着席する前に左右の方に「ご同席をお願い致します」と言い、同じテーブルの近くの方々には無言の一礼をして座ります。その際、バッグは背もたれの位置か膝の上に置きましょう。
スピーチは聞きながら食事をしても良いのですが、同じテーブルの方がスピーチをなさる時は一旦手を休めましょう。
帰る際には席札とお料理のメニュー表をバッグに入れ、入口の金屏風の前で両家のご両親、仲人さんが立っていらっしゃるので、再び祝辞とお招き頂いたお礼を申し伝えますが、長々と挨拶したり花嫁を独り占めすることなく、後が詰まってしまいますので手短に挨拶をして退席致しましょう。