結婚式母親ドレスレンタル専門店のママズドレス

スタッフブログ

~エレガント マナースクール 平林先生より~

各パーティー会場でお飲み物を頂く事になるかと存じますが、グラス類は手の温度で温めると、ビールや白ワインを冷たく冷やしている意味がなくなりますので、上品に両手で持たず、片手に持ちます。

隣の方にビールを注ぐ際は、注ぎ足しは出来るだけ避けましょう。ワインを注ぐ際はテーブルにグラスを置いたままで、注ぐ方も頂く方も持ち上げる必要はありません。グラスを倒したり、ワインをこぼしたり、ナイフを落としたりした場合、自分で取ったり片付けたりせず、軽く手を挙げてボーイさんに処理して頂きます。

   

自宅で家族や友人と頂く時はマナーにこだわらず自由奔放に頂くのが一番美味しいかとは存じますが、各パーティーでは口の中に食べ物を入れたまま話すのではなく、飲み込んでからお話するように致しましょう。

一人だけ食べるのが遅かったり早かったりすると、タイミングが外れてしまいます。周りの速度に合わせながら頂く事も大事です。

勿論の事、身を乗り出してテーブルに肘をついたりするのも避けたいものです。お話が弾むからといって、大きな声で喋ったり大笑いすることも避けましょう。

 

以前、仕事後に披露宴会場に時間ギリギリで到着した際、私は化粧が落ちており、両隣の女性はバッチリと化粧なさっていたので、自分は少し見劣りしていると落ち込んだことがございました。しかし、乾杯後、両隣の女性の口紅がグラスにベッタリついたことに、円形テーブルの前の男性の方々の目線が集まり、更に「香水の匂いが強くて料理の味がわからない」と聞こえてきた際、私の方がマシでは…と思ったことがございます。

化粧も香りも衣装も、誰がメインなのかを重視して何事もほどほどに致しましょう。

 

さて、ロングドレスで車の乗り降りをする際は、少し裾を持ち上げ、小腰をかがめ、頭を低くし、腰からシートに掛けます。続いて両膝を揃えたままでかかとを持ち上げるようにして深く乗り込みます。降りる際は、出来るだけドアの方に腰を近づけ、ドレスの裾を少し持ち上げてつま先を車の外に出し、小腰をかがめるように外に出ます。一度ママズドレスでドレスを着た状態で、2つ椅子を連ねて乗り降りをする練習をすると、わかりやすいのと同時に美しい乗り降りができます。

 

各パーティーは色々な方に自分を見て頂く場所でもあるので、品のある所作を身につけるとイメージアップにもつながるでしょう。