みなさん、こんにちは。
カラッとした晴れ間が恋しい季節ですがいかがお過ごしでしょうか。
今回はお父様の婚礼時の衣裳についてをお届けします。
お父様が挙式、披露宴で着るお衣裳といえば・・・モーニングです。
本来モーニングはお昼間の正装ですが、
日本においては終日モーニングで過ごされる方がほとんどです。
上着は黒で、ベストは一昔前ですと黒で首回りに取り外し可能な
白い衿のついたもの、ズボンは黒と濃いグレーの縞、ネクタイは黒と白の縞、
靴下も黒地に白の縞が基本的でした。
最近ではベストは明るいシルバーグレー、ネクタイもそれに合わせて
シルバーグレーベースの縞、もしくはシルバーグレー一色の方も
いらっしゃいます。
最近では上着の形も斜めになっているタイプだけでなく
コートタイプのモーニングもあります。
これは余談ですが、元々ヨーロッパの貴族の正装はフロックコート(※1)
でしたが、に乗る度に長い裾が邪魔になり、改良したものが現在ある
モーニングコートの原型いわれています。
<着用のマナー>
・白いポケットチーフを胸ポケットに入れます。
・挙式中や集合写真、ご挨拶の時などは手袋を左手に持ちます。
・上着のセンターに釦が一つあります。
両側に釦が付いているタイプのモーニングの場合は合わせ釦になるように
留めます。
・シャツはレギュラーカラーでもいいですが、ウィングカラー(※2)に
するとよりフォーマル度が増します。
袖口はカフスを付けると尚いいですね。
・靴は黒の礼装用の革靴(紐靴)がベストです。
※1 冬物のロング丈のコートのような上着。ホテルのドアマンの衣裳に
よく見かけます。
※2 立ち衿のシャツ。後ろには衿がなく、前に小さい三角の衿が
付いてます。